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人間関係も梨作りも “対話”が大事
藤山町 中村武次さん・和子さん
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梨と教師の“二足のわらじ”
さんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びて、梨園にはたくさんの小さな実が産声を上げています。 今年1月からJAなし部会の部会長を務める武次さんは、八女農業高校を卒業後、同校の落葉果樹の自営者養成担当として教壇に立ちました。「当時は教員の中で一番やかましかったかもしれん」と笑う武次さん。その後いくつかの農業高校で教壇に立ち、60歳のとき三池農業高校で定年を迎えるまで、梨栽培と教職の二足のわらじを履き続けてきました。
「当時は、生徒と対話することを大事にしとった。梨作りでも毎朝毎晩対話するように、愛情込めて世話しとるよ」と、武次さん。梨の世話に行く時は妻の和子さんに「彼女の顔見てくる」と言って出掛けるそうです。和子さんとは、武次さんが26歳、和子さんが20歳のときに結婚。平日は教壇に立つ多忙な武次さんの代わりに、和子さんが梨の世話を行い、二人三脚で頑張ってきました。
最先端の技術に出合って
61歳、栃木県で開かれた梨の全国大会に参加したとき、神奈川県農業技術センターが開発した新栽培技術「樹体ジョイント仕立て法」に出合いました。従来6年以上かかるという成園までの期間の大幅な短縮が可能で、作業の省力化が図れるというメリットを持つこの手法に、梨栽培の新たな可能性を見出した武治さん。翌年62歳のときに、収穫量もピークを迎えていた25年目の「豊水」の木に別れを告げて、導入を決意しました。
植え付けから3年目に入った、ジョイント栽培による梨も実がつき始め、これからが大事な時期です。従来のやり方にとらわれず、常に新しいことを取り入れていこうという、武次さんの梨栽培への熱い意欲が垣間見えます。 |
今も続く教え子との絆
教員を退職した今でも、教え子との交流が深い武次さん。教え子8人で結成された「野郎会」では、毎年1泊2日のゴルフ旅行に出掛けます。会のメンバーの多くは武次さんの教えのもと、現在、農業自営者として活躍。他にも多くの教え子が農業各界の最前線で活躍。武次さんのまいた“種”は、今大きく花開き、農業界を支えています。
一昨年、部会は設立40周年、今年は梨が藤山に植えられて100周年となる節目を迎え、ますます注目される「藤山梨」。これからも自ら常に挑戦し続けていくことで、部会の発展に尽力し、「安心・安全・おいしい藤山梨」を提供していきます。 |

興味である庭の手入れに余念がない |

梨を我が子のように世話する |

春期管理講習会で部会員へ管理の徹底を呼び掛ける |
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