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荒木生まれの荒木育ち
黄金色に輝く小麦がそよ風に揺れて、収穫のときを今か今かと待ちわびているようです。
集落営農組織「荒木営農組合」の組合長を務める弘明さんは、生まれも育ちも荒木町。15歳で荒木中学校を卒業後、すぐに実家の農業を継ぐかたわら、お菓子問屋に就職。その後も兼業農家として、袋状のむしろである“かます”の製造や、タクシー運転手、植木屋、建築業などで活躍しました。
65歳ごろからは農作業委託の依頼が増え始め、もともと10aほどだった経営面積も、徐々に拡大。現在は、米麦合わせて3.7haを栽培。ラーメン用小麦「ラー麦」を試験栽培するなど、新たな試みも始めています。
荒木営農組合の組合長に
57歳のとき、荒木町にあった愛農機械利用組合の組合長に就任。当時は組合員13人程度の小さな組織でした。今後の荒木地区の農業について真剣に考えた末、荒木営農組合との合併を提案。地域農業の振興に力を尽くすその姿勢と、人望の厚さもあり、合併を達成。平成19年9月に、新しい荒木営農組合の組合長に就任。現在150人が所属する大所帯をまとめ、荒木の農業の機械化、発展に貢献しています。
「今後は大豆の生産に力を入れていきたいね。組合の法人化に向けた取り組みもしていかんと」と、意気込む弘明さん。組合の作付けエリアを3分割し、それぞれにブロック長を立て生産調整を任せるシステムを導入するなど、今後の組合を支えていく後継者の育成にも力を注いでいます。 |
パソコンは独力で習得
もともとは、年賀状の作成用に使い始めたパソコン。ほとんど独学で学び、現在では、組合のデータ管理や、確定申告時に使用する減価償却残高表まで自分で打ち込むまでに上達しました。「若いころからそうやけど、“努力”すれば意外と何とかなる。何でも、やってやろうとする気持ちが大切」と話す姿からは、実直な熱意が伝わります。
そんな弘明さんの趣味は、家庭菜園と妻の孝子さんとの毎朝3kmの散歩、ゲートボール。自宅隣の畑では、キュウリ、トマト、エダマメ、小豆などと、季節ごとに多彩な野菜類が育ちます。収穫した野菜は、ご近所や近くに住む娘夫婦におすそ分けし、喜ばれることに幸せを感じています。ゲートボールは、老人会の月例会や、年金友の会の大会にも参加しています。
農業に、趣味に、全力で取り組む弘明さん。その背中には、“努力”の汗が光り輝いています。 |

真剣な表情でJA担い手連絡協議会
に参加する弘明さん |

パソコンでの作業はお手の物 |

試験栽培中の「ラー麦」は6月中ごろ収穫 |