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「黄金の福」を商標登録
春先にはレモンイエロー一色に染まる植木「黄金まさき」。深山さん宅では「黄金の福」という語句を植物に商標登録し、「黄金の福まさき」として生産しています。
英臣さんは、主に生花用の切り枝を生産する植木農家の長男に生まれ、明善高校から中央大学へ進学。卒業後は久留米に帰り、後継者として就農しました。田主丸町の農家出身である正子さんと26歳で結婚。自宅の植木生産を手伝いながら、学習塾講師をしていました。
成功の秘訣は好奇心!?
「好奇心は人一倍強いし、自分の人生なので賭けてみようか」と奮起し、33歳のとき独立。緑化事業や庭木の材料として植木を生産する「深山緑地」を立ち上げました。
人と同じ生産活動や発想ではもうからないと考え、創意工夫を凝らした作業工程のマニュアル化や、市場出荷しない独自の販売方法を確立。商品知識に裏打ちされた自分の感を信じ、自分が心を動かされた商品は売れる、という信念を持ち、生産する品目を選定。利益の三分の一を投資、だめならあと三分の一を投資、それでもだめなら止める、という方針を立て、経営を続けてきました。
「レンギョウ」、「クチナシ」、「セツリュウ」など、時代背景や実需者ニーズに合った商品を生産。なかでも「黄金の福まさき」は、生産が難しいものの、一番ほれ込んだ品種。福岡市内にあるホテル建設時に植え込み樹として使用したところ、建物に映える黄金色が来場者に評判となり、注文が増え、大規模な公園や工業地域などにも納めることができました。 |
植木の土づくりを野菜にも
良い植木を生産するには土が命。野菜や卵の残さ、焼酎かす、牛ふん堆肥など、有機質肥料をふんだんに投入した土にはこだわりを持っています。現在では野菜作りにも興味を持ち、昨年から、トウモロコシやブロッコリー、アゴオトシなどを作るようになりました。来春からは、イチジク「とよみつひめ」の栽培にも取り組みます。
JA青年部副部長、久留米市農業委員の経験を持ち、現在はJA農事組合長会の副会長を任され、若いころから地元農家のけん引役を務めてきました。11月29日にあるJA東部支店の独自イベント「収穫感謝祭」では実行委員長に選ばれ、組合員とJAのパイプ役として活躍しています。
「失敗した生産物は数知れず、たくさん廃棄したこともあります。運もあったと思いますが、失敗を恐れず、とにかく何でもやってみることが大事。今は野菜作りに熱中していますね」と、目を輝かせて語る英臣さん。持ち前の好奇心でいろいろなアイディアを試し、ワクワクし楽しみながら農業に励みます。
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| ▲今年はエンドウ類の栽培に挑戦 |
▲英臣さんを二人三脚で支えてきた正子さん |
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