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 宮ノ陣町 八尋(やひろ) 義文(よしふみ)さん・美佐(みさ)さん
 
農家の道を選ぶ
代々米麦を生産してきた八尋家では、昭和30年代、お父さんの義伸さんが早くから施設栽培を導入し、キュウリを生産していました。その長男として生まれた義文さんは、久留米農芸高校園芸科(現:久留米筑水高校)に進学。卒業後は5年ほどサラリーマンを経験し、美佐さんとの結婚後、24歳のときに就農しました。
時代にあった生産を導入
ご両親の指導のもと、普通作とキュウリ生産に従事する傍ら、宮ノ陣オペレーターユニオンに参加。農作業を請け負う地域農業の担い手の一人として活躍しています。きゅうり部会では、後継者グループで「胡月(きゅうげつ)会」を組織し、視察や栽培講習会などを実施。生産技術の向上に取り組んでいます。
農業情勢もだんだんと厳しくなるなか、高収益を得る農業生産を模索。27歳のとき、新しい作物として、シロウリとハクサイを導入。29歳のときには、JA青年部宮ノ陣支部の仲間4人で特別栽培米「将軍米」をブランド化しました。
特栽米は、3年前には福岡県の減農薬・減化学肥料栽培認証制度であるfマーク認証を取得しました。生産者の顔の見える米づくりにこだわり、地元の人に食べてもらおうと、販路も開拓しています。
「農業生産で一番気を使うのは土づくり。日々勉強しながら、より良い作物を作ることで、自給率の向上につなげていきたい」と、意欲を燃やしています。
県青協委員長を経験
青年部活動にも積極的に参加。35歳のときにJA青年部副部長に、37歳のときにはJA福岡県青年部協議会の委員長に就任しました。
4年間の県青協時代には、スイスのジュネーブで行われたWTO農業交渉に参加したり、野菜価格安定対策基金の充実へ提言を行うなど、農政活動にも従事しました。「一人では難しいことも、同じ思いを持つ人がまとまれば行動を起こすことができることを実感しました」。農業を頑張った人が報われるような政策の大切さを強く思っています。
当時の仲間とは今でも交流を持ち、会合には夫婦や家族で参加。県内はもちろん、九州内、全国の農家ともつながりを持つことが出来ました。

やるからには楽しく
出掛ける機会が多いときは、家族の手助けがなくてはならない農業生産。嫁いでから農業を始めたという美佐さんも、今では義文さんの片腕として立派に活躍。「農業は手を掛けた分いい品物が出来るところがいいですね」と明るい笑顔。農業生産に魅力を感じ、家事や子育てをしながら頑張っています。
「これからも、夫婦仲よく楽しく農業をやっていきたい」。農業を営む仲間たちと共に、生産力の向上と心豊かな生活を目指し、励んでいきます。
   ▲胡月会で昨年からニンニクの生産を取り入れました
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