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広報誌「With You」

拝見!仕事人 マイ アグリ ライフ

 
野菜作りっていい仕事してると思うよ 
 
                        高良内町 原口 善伸(はらぐち よしのぶ)さん・美佐子(みさこ)さん
 
15歳で一家の大黒柱<
自宅敷地内のミニハウスの中は、ほのかなネギの香りがぷうん。「ネギは風邪の特効薬。この中におると風邪引かんよ」と、明るくはきはきとした美佐子さん。おしゃべりしながらでも手早く結束していく善伸さん。現在は中ネギ「明星ねぎ」と春菊を周年で栽培しています。
善伸さんは露地野菜を生産する専業農家の一人っ子として誕生。中学を卒業後に就農、同時にお父さんから経営を委譲されました。お母さんに手伝ってもらいながら、キュウリ、ニンジン、タマネギ、ネギ、ダイコンなど、多品目の野菜を栽培し、採種もしていました。
「免許を取ってすぐから一人で、福岡や飯塚のほうまで県内の市場をまわって毎日野菜を出荷しよったよ」と、青年時代を振り返ります。

まさに周年!365日出荷

28歳のとき、ご近所から美佐子さんが嫁いで来ました。ハウスを導入し、周年栽培ができる体制を整備。30歳くらいから、カボチャと中ネギ、シロウリの共販に参加しました。
施設も少しずつ建て増しし、35歳のころから、スーパー2社との契約栽培に挑戦。有機栽培にこだわり、試験場や普及センターを訪ねて、土壌を研究しました。
「盆や正月の休みなしに365日出荷。14、15種類くらい作りよったかな。夜に調整しよって、小屋のシャッターを開けたら朝やった、っていうこともあったね」と、善伸さん。
お2人とも毎日2~3時間しか寝ないで生産に明け暮れ、契約栽培は15年ほど続けました。

野菜作りは子育てと同じ
「毎年気候が違うので、同じようにはできない野菜作りは、子育てに似ている」、と話す美佐子さん。
土づくりには、牛ふん堆肥に木の葉、貝殻、竹炭、骨粉などの有機質肥料を発酵させて、化学肥料を混ぜています。温度管理、水管理も神経細やかに。真心込めて作った野菜は何ともいえないおいしさです。
「農業は、人にとってとても大事な食べることに関わるので、いい仕事をしていると思う」と、美佐子さん。「15歳から家を切り盛りしてきたけんね。苦労してきた分、人に優しくなれたかな。友人にも恵まれ、今生きてここにいることに感謝している」と、善伸さん。
これからも、子どもを育てるように、真心込めて、野菜作りに励みます。


 
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