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| 植木もなんも農業は初めて 自宅はツゲやサザンカなど植木を生産する専業農家。善導寺町のくるめ緑花センター内にある店舗「弥永進花園」にはたくさんの木々が並び、新緑がキラキラと光を浴びています。 転勤族サラリーマン家庭の二女として生まれました。お父さんの定年で久留米へ帰って来てからは、歯科医院の受付に勤務。29歳で亮一さんと結婚してから初めて農業を経験しました。「重い植木を抱えたり、スコップで根を掘る力仕事、根きびりなど、したことがなかったからきつかったですね」と、当時を振り返ります。 女性部で新しい農の道を知る 造園、建設ブームで植木の需用も多い中、由子さんは植木生産と家庭の切り盛りをしてきましたが、10年ほど前、JA女性部に入部したことを機に、朝市「やまみず木」で野菜や農産加工品の出荷を始めました。 お母さんの漬け方を学んで、お父さんが作ったラッキョウや、自宅に植えてある梅を漬けて出荷したところ、お客さんに大好評。直売出荷が楽しくなりました。「自分名義の通帳にお金が入ってくることや指名買いしてもらえることが、農業の一番のやりがいです」。 由子さんが昨年会長を務めていた、女性部加工の会山本加工グループで作る柿酢「柿酢べんり酢うまいっ酢」の製造も、11人のメンバー仲良く和気あいあいと作業しています。 直売出荷に自分なりの工夫を やまみず木が閉店してからは、「道の駅くるめ」へ出荷しています。「最近ではたくあんやタカナ漬けも出すようになりました。また、切ってもいい植木の枝をそろえて生け花用に出すなど、出荷するものをあれこれ考えるのも楽しいです」。新しく作り出すより、まず自宅にあるものを活用する一工夫が、由子さん流の直売出荷。6月には、いろんな色のアジサイを花束にしてラッピングし出荷したら、次々と売れました。 今後は野菜生産にも挑戦 今まではお父さんが作ってくれていたサツマイモ。今年は自ら畑を耕し、畝を立て、苗を500本植えました。 「今後は全部自分で野菜を作らないと。次はラッキョウです。農業は働いた分だけ自分に返ってくるので、ますます欲が出ますね」と、熱が入ります。 農家女性となり、生きる道を自分で見つけて切り開いてきました。年齢を重ねた分、生産の形態も少しずつ変えながら、これからも農業を楽しみます。 |
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