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消費者選ばれるイチゴを作りたい

安武町 野口(のぐち) 雅典まさのり)さん

 
真っ赤な「あまおう」ずらり
青々としたギザギザ葉の間から、真っ赤に色づいた「あまおう」が顔をのぞかせています。家族4人でイチゴを栽培する野口さん宅では、隆義さんの代から生産に取り組み40年です。11月終わりから5月初めころまで出荷しています。
雅典さんは小さいころから植物や花を育てるのが好きで、久留米農芸高校園芸科(現:久留米筑水高校)へ進学。「農家を継ぐことはあんまり考えていなかった」と、卒業後は、園芸資材の卸売り会社へ就職しました。
就農してしまった
勤めて10年経ち、「父の入院を機にそのまま居ついてしまった」と、28歳で就農。これまでイチゴ栽培の経験はほとんどなく、隆義さんに言われるがまま、何も考えず、ひたすら栽培に打ち込みました。3年ほど経って、隆義さんから「仕事を任せる。よかごとせんね」と皆伝され、部会へ入りました。
栽培は難しか
作付け品種が「とよのか」から「あまおう」へ。夏場の葉むしりなど、手入れの手間が少なくなった反面、1番果が終わり2番果が実るまでの間がより長いという性質があります。山谷を少なく、シーズンを通し平均して収穫できるよう、作型や定植時期を自分で考えるようになりました。夜間電照を白熱灯から蛍光灯にしてみたり、堆肥を動物性から植物性に変えてみたりと、いろんな栽培方法を試し、工夫しています。
4年前、若い部会員や就農したばかりの部会員を中心に、いちご部会青年部を立ち上げました。2カ月に1回ほど不定期に、普及センターの技師を招き、勉強会や施肥試験、ほ場巡回などを行い、栽培技術の向上に取り組んでいます。「イチゴはすべての作業が難しい。まだまだ勉強中です。消費者に喜ばれるイチゴを作っていきたいですね」と、穏やかに語ります。

イチゴでもうけやこて

息子の瑛仁(あきと)くんが保育園に通うようになって、妻の詩枝(うたえ)さんも家事の合間に調整作業を手伝うようになりました。「2年ほどになりますが、パック詰めはパズルみたいで難しいですね」と苦笑い。形や大きさによって規格はさまざま。覚えるのがとても大変です。「もうけたら旅行に行かやこてね」と、雅典さんも詩枝さんの苦労をねぎらいます。 野口家では今日も、こつこつとまじめに、おいしいイチゴの生産に励みます。
   

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